建設業許可に関するQ&A~その43(経営事項審査の点数を上げたいけど…)~
投稿日:2024年10月7日 | 最終更新日:2024年10月7日
こんにちは。行政書士の中居弘和です。
今回も建設業許可に関する疑問点についてご説明させていただきます。
Q50.当社は決算期を迎え決算が確定し、決算変更届の作成、経営状況分析と経営事項審査に向けて準備を勧めている最中です。今から経営事項審査の点数を上げたいと考えているのですが可能でしょうか?
A50.なるほど。決算期を迎えて決算が確定し、決算変更届の作成、経営状況分析の準備をしているのですね…。
そうなると、経営事項審査の点数を上げることは正直難しいと思います。
というのも、経営事項審査は審査基準日(決算日)時点の状況に基づいて評価を行うためです。
例えば、3月決算の会社であれば、3/31時点で建設機械を所有していれば、W(社会性等)で加点の対象になりますが、これが4/1以降になってしまうと、当然のことながら、この審査基準日(3/31)時点では加点の対象になりません。
点数を上げる余地があるとすれば、完成工事高の振替制度(例)とび土工分→土木一式)を活用して、完成工事高を増やすぐらいではないでしょうか。
ただこれも、状況によってはできない場合もありますので、手引などをよく確認する必要があります。
いずれにしても、決算確定後に経営事項審査の点数を上げることは難しいと思います。
経営事項審査の点数を上げるには、一定の期間をかけて取り組む必要があります。
その方法も、会社の状況によって異なってきますので、お早めに行政書士にご相談することをおすすめいたします。
以上、決算確定後に経営事項審査の点数を上げることができるか?についてのご説明でした。
中居弘和行政書士事務所では、建設業許可申請に関するご相談を承っております。
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