建設業許可に関するQ&A~その30(工事経歴書の注文者)~

投稿日:2024年5月30日 | 最終更新日:2024年6月10日

こんにちは。行政書士の中居弘和です。
今回も、建設業許可に関する疑問についてご説明させていただきます。

【目次】
Q37.決算変更届の提出に向けて現在工事経歴書を作成しています。当社は個人の方から工事の依頼をいただくことが多いのですが、工事経歴書の注文者の欄にはその方のお名前をそのまま記載していいのでしょうか?

Q37.決算変更届の提出に向けて現在工事経歴書を作成しています。当社は個人の方から工事の依頼をいただくことが多いのですが、工事経歴書の注文者の欄にはその方のお名前をそのまま記載していいのでしょうか?

A37.結論から言いますと、個人の方のお名前をそのまま書くのはNGになっております。
個人情報保護の観点からも、手引などで「注文者」だけでなく、「工事名」もそのまま書かず、個人が特定されないように記入してくださいとの注意書きがされています。
工事経歴書を作成する時に、工事台帳等のエクセルファイルからコピペすると、この点を意外と見落としがちです。

記載例は以下のようなものが挙げられます。
例)
注文者:山田太郎、工事名:山田太郎邸新築工事 → ✕
注文者:Y、工事名:Y邸新築工事 → ○

窓口で審査をしていたとき、個人名を記載していて訂正を求めた際に、「二重線消しとかじゃダメですかね?」といったことを言われたこともありますが、結局二重線で消しても元のものが見えてしまうので、差し替えをお願いしていました。
(一旦戻るのが面倒だというお気持ちもよくわかるんですが…。)

以上、工事経歴書の注文者と工事名の記載の注意点についてのご説明でした。

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