監理技術者講習について~その1(概要)~

投稿日:2024年4月30日 | 最終更新日:2024年5月13日

こんにちは。行政書士の中居弘和です。
今回は「監理技術者講習」についてご紹介させていただきます。

【目次】
1.監理技術者って?
2.監理技術者講習って?
3.監理技術者講習実施機関って?
4.監理技術者講習の概要
5.監理技術者講習の受講方法・受講料
6.監理技術者資格者証の交付手数料

1.監理技術者って?
「監理技術者」とは元請である特定建設業者が、工事を施工するために締結した下請契約の請負代金総額が4,500万円以上(建築一式工事は7,000万円以上)になる場合に、その工事現場に専任で配置される、施工の技術上の管理をつかさどる技術者のことです。
監理技術者の職務は、施工計画の作成や工程管理、品質管理その他の技術上の管理及び工事の施工に従事する者の指導監督になります。

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2.監理技術者講習って?
監理技術者には、工事の適正な施工の確保を図る観点から、施工技術、施工管理等についての高度な理解や労働安全衛生、最近の動向に関する知識などが求められています。
このため、初めて監理技術者になる人や、監理技術者資格者証の交付から5年が経過する人は、国土交通大臣の登録を受けた講習実施機関が実施している、監理技術者講習を受講する必要があります。

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3.監理技術者講習実施機関って?
国土交通大臣の登録を受けた講習実施機関は以下のとおりになります。
(1)一般財団法人全国建設研修センター
(2)一般財団法人建設業振興基金
(3)一般社団法人全国土木施工管理技士会
(4)株式会社総合資格
(5)株式会社日建学院
(6)公益社団法人日本建築士会連合会

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4.監理技術者講習の概要
所要日数は1日(約6時間)になります。
講習科目はおおむね以下のとおりです。
(1)建設工事に関する法律制度等
(2)建設工事の施工計画の作成、工程管理、品質管理その他技術上の管理に関する事項
(3)建設工事に関する最新の材料、技術動向などに関する事項

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5.監理技術者講習の受講方法・受講料
各講習機関によって異なりますが、ネット申込で9,000~9,500円程度、郵送・窓口申込で10,000円程度となっております。
各実施機関ごとの詳細な金額や申込期限などは次回以降あらためてご紹介させていただきます。

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6.監理技術者資格者証の交付手数料
監理技術者の資格要件を満たす資格がある方が、一般財団法人建設業技術者センターに資格者証を交付申請し、審査・確認を行い、審査基準の適合が認められた場合に、標準処理期間内に交付されます。
なお、申請には7,600円(非課税)の手数料が必要になります。

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以上、監理技術者講習の概要についてのご説明でした。
次回は、各実施機関についてもう少し詳しくご説明させていただきます。

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